2度目の対決でシフィオンテクから初勝利を挙げた17歳アンドレエワが大会最年少記録で初のWTA1000ベスト4進出「試合前は凄く緊張していた」 [ドバイ選手権]

写真はミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月16~22日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第12シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-3 6-3で倒し、WTA1000大会で初のベスト4進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したアンドレエワは第2セット1-1から一度だけサービスダウンを喫したが、1-3から最後の5ゲームを連取して1時間36分で試合を締めくくった。

 ふたりは昨年8月にシンシナティの準々決勝で一度対決しており、シフィオンテクが4-6 6-3 7-5で辛勝していた。17歳のアンドレエワがトップ5の選手とプレーしたのは9度目だったが、3勝目を挙げた。

 シフィオンテクは22本のウィナーを上回る33本のアンフォーストエラー(アンドレエワはウィナー18本、アンフォーストエラー13本)を犯し、18歳以下の選手に初黒星を喫した。

「試合前は凄く緊張していた。前回の対戦でとてもいいプレーができていたから、アグレッシブであり続ける必要があると自分に言い聞かせていたの」と同大会で最年少の準決勝進出者となったアンドレエワは試合を振り返った。

 第2セット1-3となったときにコーチのコンチタ・マルチネス(スペイン)と話したアンドレエワは、「いいプレーをしているからそのまま続けるように言われた」と明かした。

「自分のショットを打ち込んで同じことをやり続けなさいとアドバイスを受けた。私にとっては何かを変えるよりも続けるほうが難しいことだけど、この試合には自分なりの目標があったから最後までやり遂げたわ」

 アンドレエワは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したソフィア・ケニン(アメリカ)を6-2 7-6(2)で破って勝ち上がった第6シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)とクララ・タウソン(デンマーク)の顔合わせとなった。第14シードのムチョバがソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-2 7-5で振りきり、タウソンはリンダ・ノスコバ(チェコ)を7-6(4) 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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