オジェ アリアシムを倒したチチパスが3度目の挑戦で大会初優勝、トップ10復帰も確定「純粋に戦うだけだった」 [ドバイ選手権]

写真は大会初優勝を飾ったステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月24日~3月1日/賞金総額341万5700ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3 6-3で下して大会初優勝を飾った。

 26歳のチチパスがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは昨年4月のモンテカルロ以来で通算12回目(準優勝18回)だが、ATP500では初(準優勝11回)となる。同大会では2019年と20年にも決勝に進出したが、3度目のチャンスで初勝利を挙げた。

 ファーストサーブからのポイントを83%の高確率で取ったチチパスは試合を通して直面した7度のブレークポイントをすべてセーブし、合計3度相手のサービスゲームを破って1時間28分で勝利を決めた。

 今季ここまで3勝4敗の戦績で今大会を迎えていたチチパスは、今週の活躍で昨年5月以来となるトップ10復帰が確定した。

「今日の勝利を保証するものは何もなかった。純粋に戦うだけだった。3度目の挑戦でトロフィーを手にすることができて凄くホッとしている。常に心の片隅にあったものを実現することができてうれしいよ」とチチパスは試合後に語った。

「ネットの向こうには素晴らしい相手がいたから難しい任務だとわかっていた。プレッシャーにうまく対処し、重要な場面で力を発揮することができたことを誇りに思う」

 オジェ アリアシムは今季3勝目を逃したが、ここまでマッチ16勝(5敗)を挙げて男子ツアーのトップに立っている。

 先に行われたダブルス決勝では、今大会で初めてペアを組んだユキ・バンブリ(インド)/アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)が第2シードのハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)/ヘンリー・パッテン(イギリス)を3-6 7-6(12) [10-8]で倒して栄冠に輝いた。


男子ダブルス優勝のユキ・バンブリ(インド/左)とアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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