2週連続のタイトル防衛を目指したバエスを倒したジェレが2020年10月以来のツアー3勝目「これ以上にうれしいことはない」 [チリ・オープン]

写真はIEB+アルゼンチン・オープンでのラスロ・ジェレ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「モビスター・チリ・オープン」(ATP250/チリ・サンティアゴ/2月24日~3月2日/賞金総額71万735ドル/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ラスロ・ジェレ(セルビア)がディフェンディング・チャンピオンで第3シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を6-4 3-6 7-5で倒して優勝を飾った。

 29歳のジェレがATPツアーでタイトルを獲得したのは、2020年10月のサルデーニャ(ATP250/クレーコート)以来でキャリア3度目(準優勝3回)となる。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあと第3セットでジェレは2度先にブレークしながらその都度追いつかれたが、5-5から最後の2ゲームを連取して2時間26分で競り勝った。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、バエスは初黒星を喫した。同大会では2023年の準々決勝で対戦し、バエスが7-6(4) 6-4で勝っていた。

 24歳のバエスは前週のリオデジャネイロ(ATP500/クレーコート)で2連覇を達成していたが、連勝は「8」でストップした。

「これ以上にうれしいことはない。少なくとも僕にとって、大会で優勝するなんて滅多にないことだ。だからこそ大きな意味がある」とジェレは試合後のオンコートインタビューで語った。

「大変な戦いだった。テニス的には2人ともベストのプレーはできていなかったと思う。でも僕たちはお互いにすべてを出し尽くした」

 元世界ランク27位のジェレは103位で今大会を迎えていたが、今週の活躍で74位に浮上することが確定した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles

S