マイアミ優勝の19歳メンシクはクレーコートシーズン初戦を勝利で飾れず [BMWオープン]

写真はヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BMWオープン」(ATP500/ドイツ・バイエルン州ミュンヘン/4月14~20日/賞金総額250万ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したヤニック・ハンフマン(ドイツ)が第6シードのヤクブ・メンシク(チェコ)を7-6(4) 4-6 6-3で倒す番狂わせを演じた。

 タイブレークの末に第1セットを落としたメンシクは第1ゲームでブレークしたリードを守って第2セットを取り返したが、第3セット3-0とリードしたハンフマンが残りのサービスゲームをきっちりキープして2時間32分で勝利を決めた。

 先月のマイアミでツアー初優勝を飾った19歳のメンシクはクレーコートシーズン初戦で敗れ、連勝は「6」でストップした。

「大きな意味がある。厳しい試合が続いていたからね。自分のレベルが高いことはわかっていたけど、どのタイミングでスイッチが入って調子が上がってくるかは誰にもわからない。それが今日、ミュンヘンで起こったんだ」とハンフマンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここのコンディションはよく知っているし、ワイルドカードでプレーするチャンスをくれた大会にも感謝している。素晴らしい気分だ」

 今季のATPツアー本戦でマッチ2勝目を挙げたハンフマンは次のラウンドで、前日に予選勝者のラーナー・ティエン(アメリカ)を6-4 6-2で破って勝ち上がったタロン・グリークスプア(オランダ)と対戦する。

 この日プレーしたメンシク以外のシード勢は第4シードのユーゴ・アンベール(フランス)と第5シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が2回戦に駒を進めたが、第3シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と第8シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)は敗れた。

 マリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)がオジェ アリアシムに2-6 6-4 7-6(3)で逆転勝利をおさめ、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のディエゴ・デドゥラ パロメロ(ドイツ)は7-6(2) 3-0とリードした時点でシャポバロフが棄権したため勝利が決まった。

 そのほかの試合ではルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、ジズー・ベルグス(ベルギー)、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)、ラッキールーザーのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)とアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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