シェルトンが3つのマッチポイントを凌いだ末に今季のクレーコート初勝利「とんでもなく難しい試合だった」 [BMWオープン]

写真はベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BMWオープン」(ATP500/ドイツ・バイエルン州ミュンヘン/4月14~20日/賞金総額250万ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのベン・シェルトン(アメリカ)が予選勝者のボルナ・ゴヨ(クロアチア)に4-6 7-6(6) 7-6(3)で逆転勝利をおさめた。

 ゴヨは第3ゲームで唯一のブレークに成功して第1セットを先取したが、シェルトンがすべてサービスキープでタイブレークに突入した続く2セットを連取して2時間24分で競り勝った。

 第2セットのタイブレークで4-6と追い込まれたシェルトンは続く4ポイントを連取して試合を振り出しに戻し、第3セット6-5の場面ではもうひとつマッチポイントを凌いだ末にキープしてタイブレークに持ち込んでいた。

「とんでもなく難しい試合だった。彼(ゴヨ)は気持ちを乱しているときでさえ、いいサービスを打って素晴らしいプレーをした。次から次にウィナーを決め始めた。本当に大変だったけど、重要な場面で幸運に恵まれたおかげで何度かあったマッチポイントで冷静さを保つことができた」とシェルトンは激闘を振り返った。

「これはシーズンやクレーコートでの連戦に弾みがつくような厳しい勝利だと思う。クレーコートでは常に単純な展開になると限らず、不思議なことが起こる。どうプレーするか、どのように動くかについて日々学んでいる。自分の上達ぶりには満足しているよ」

 今季のクレーコート初勝利(シングルス)を挙げたシェルトンは次のラウンドで、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)とラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では2017年&18年大会チャンピオンで第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、タロン・グリークスプア(オランダ)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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