大規模停電が発生の中、ガウフとアンドレエワが準々決勝に進出 [マドリッド・オープン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額896万3700ドル/クレーコート)の女子シングルス4回戦で第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)がベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-4 6-2で下し、初のベスト8進出を決めた。

 4-2から4-4に追いつかれたガウフは続く2ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間23分で勝利を決めた。

 今季2戦して星を分け合っていたふたりは5度目の対決を終えてガウフが3勝2敗と勝ち越したが、クレーコートでプレーしたのはこれが初めてだった。

 試合後のオンコートインタビューを受けている最中にマイクの電源が落ちるハプニングに見舞われたガウフは、「(ロッカールームが)真っ暗で、停電しているのだとわかった。最初は自分たちだけかと思っていたんだけど、国全体だと気付いたの。あり得ないことだわ」とのちに語った。

 ガウフは次のラウンドで、予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)を6-1 6-4で破って勝ち上がった第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)と対戦する。

 この試合は翌日に18歳の誕生日を迎えるアンドレエワが第2セット5-4としたところで停電が発生して自動判定システムが作動しなくなったが、主審がラインジャッジをしてプレーを続行した。アンドレエワは15-40から挽回し、4つのブレークポイントを凌いだ末にキープして試合を締めくくった。

 停電のために女子の試合はシングルス4回戦2試合とダブルス2回戦1試合が何とか完了したが、現地時間16時半頃になって予定されていた残り試合の中止が発表された。

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写真◎Getty Images

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