シルステアとカリンスカヤが初めてペアを組んだダブルスでキャリア最大のタイトルを獲得 [マドリッド・オープン]

写真は女子ダブルスで優勝を飾ったソラナ・シルステア(ルーマニア/右)とアンナ・カリンスカヤ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額896万3700ドル/クレーコート)の女子ダブルス決勝でソラナ・シルステア(ルーマニア)/アンナ・カリンスカヤ(ロシア)がベロニカ・クデルメトワ(ロシア)/エリース・メルテンス(ベルギー)とのノーシード対決を6-7(10) 6-2 [12-10]で制し、ともにキャリア最大のタイトルを獲得した。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に落としたシルステア/カリンスカヤは0-2から悪い流れを覆して第2セットを取り返し、マッチタイブレーク9-10から最後の3ポイントを連取して2時間14分で競り勝った。

 シルステアとカリンスカヤは、今大会で初めてペアを組んでダブルスに出場。WTAツアーの同種目で優勝したのは35歳のシルステアが6度目、26歳のカリンスカヤは4度目(ダブルスのみ)となる。

 シングルスでも実績のあるふたりはそれぞれ一度だけハードコートのWTA1000大会(シルステア:2013年トロント、カリンスカヤ:2024年ドバイ)で決勝に進出したことがあるが、いずれも敗れていた。

 今大会でのシルステア/カリンスカヤは1回戦で第1シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)を6-3 4-6 [10-7]で、2回戦でウルリカ・エイケリ(ノルウェー)/穂積絵莉(日本住宅ローン)を7-5 7-5で、準々決勝でリンダ・ノスコバ(チェコ)/クララ・タウソン(デンマーク)を6-0 6-3で、準決勝では第3シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)を7-6(2) 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 クデルメトワ/メルテンスは2022年11月のWTAファイナルズ(アメリカ・フォートワース/室内ハードコート)以来となるダブルス参戦だったが、連勝は「9」でストップした。


女子ダブルスで優勝を飾ったソラナ・シルステア(ルーマニア/右)とアンナ・カリンスカヤ(ロシア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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