アルトマイヤーがフレンチ・オープンで3度目のトップ10撃破「誰が相手でも大丈夫だと感じている」

写真は1回戦で第4シードを倒す番狂わせを演じたダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、世界ランク66位のダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)が第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-5 3-6 6-3 6-1で倒す番狂わせを演じた。

 ワンブレークずつでセットを分け合ったあと2-1から相手のサービスゲームを破ったアルトマイヤーが第3セットを奪取し、第4セット0-1から最後の6ゲームを連取して2時間41分でキャリア5度目の対トップ10勝利をもぎ取った。

 キャリアを通してクレーコートでもっとも高い勝率を誇るアルトマイヤーが同大会でトップ10プレーヤーに勝ったのは、当時8位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に対する2020年大会3回戦(6-2 7-6(5) 6-4)と同9位だったヤニク・シナー(イタリア)に対する23年大会2回戦(6-7(0) 7-6(7) 1-6 7-6(4) 7-5)に続いて3度目となる。

「凄く特別なことだ。ここ数週間は自信を得るために相当ハードな練習を積み重ね、このような試合に備えていた。誰が相手でも大丈夫だと感じている」とアルトマイヤーは試合後にコメントした。

「できるだけ謙虚でいようと心掛けている。すべての選手が信じられないくらい犠牲を払っている。僕も長い目でキャリアを見据えており、このスポーツで大きなことを成し遂げたいと思っている。そのために努力しているし、だからこそ試合に勝たなければならないんだ」

 アルトマイヤーは次のラウンドで、前日にチアゴ・モンテーロ(ブラジル)を6-4 6-3 4-6 6-7(6) 6-1で破って勝ち上がったヴィート・コプリバ(チェコ)と対戦する。

 フリッツはクレーコートの前哨戦3大会でプレーしたが、ローマで初戦敗退に終わるなど3勝3敗の戦績で本番を迎えていた。

「ローマとジュネーブでプレーしてここに乗り込んだけど、コートでの動きが本当に悪いと感じている」とフリッツは試合後の記者会見で明かした。

「何が起きているのかわからない。スライディングでよくバランスを崩し、タイミングが合わないことが多い。何度も滑ってしまうし、うまく足を合わせることができないんだ」

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写真◎Getty Images

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