元世界4位ガルシア母国のグランドスラム大会で最後のシングルスをプレー「この喜びと思い出は永遠に残り続ける」 [フレンチ・オープン]

写真は母国のグランドスラム本大会で最後のシングルスを戦い終えたカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、カロリーヌ・ガルシア(フランス)がベルナルダ・ペラ(アメリカ)に4-6 4-6で敗れた。

 4-4から初のブレークに成功して第1セットを先取したペラは第2セット3-0から一度だけサービスダウンを喫したが、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間30分で勝利を決めた。

 ペラは次のラウンドで、前日にアンナ・ブリンコワ(ロシア)を7-5 6-7(4) 6-1で破って勝ち上がった第18シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。

 大会前に自身のインスタグラムを通して近いうちに引退する意向を表明していた31歳のガルシアは、母国のグランドスラム本大会で最後のシングルスを戦い終えた。

 2011年オーストラリアン・オープンでグランドスラム本戦デビューを果たしたガルシアはツアー通算シングルス11勝(2022年WTAファイナルズを含む)&ダブルス8勝を挙げ、世界ランク自己最高シングルス4位&ダブルス2位をマークした。

 四大大会でのガルシアは2022年USオープンで4強入りしたのがシングルスでの最高成績だが、同胞であるクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)とのダブルスでは2016年と22年のロラン・ギャロスで栄冠に輝いた。

 試合後にはセレモニーが行われ、ガルシアは「まず最初にここに足を運んでいただき、この感動的な試合を通して応援していただき本当にありがとうございました。私は持てる力のすべてを出しきり、最後まで戦い抜きました。皆さんの前でプレーできて凄くうれしかったです」と語った。

「私は常に全力を尽くし、この大会のシングルスで優勝することを夢見てきました。でもそれは残念ながら叶いませんでした。この喜びと思い出は永遠に私の中に残り続けるでしょう。人生最初のパートであるテニスが今の私を形作ってくれました」

 今大会でのガルシアは自国の後輩であるディアン・パリー(フランス)とのダブルスでワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取っており、初戦の相手は第16シードの加藤未唯(ザイマックスグループ)/アルディラ・スチアディ(インドネシア)となっている。

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写真◎Getty Images

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