一方的な展開を覆してルバキナに逆転勝利の女王シフィオンテクがタフな4回戦を何とかクリア [フレンチ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第12シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に1-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめた。

 一方的な展開で第1セット落としたシフィオンテクは0-2から奮起して第2セットを取り返し、第3セット4-3からブレークバックを許したあと5-5からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間30分で競り勝った。

 同大会に7年連続出場となる23歳のシフィオンテクは、これまでに4度(2020年、22~24年)タイトルを獲得。2年連続でディフェンディング・チャンピオンとしてトップシードで臨んだ昨年は、決勝でジャスミン・パオリーニ(イタリア)に6-2 6-1で勝って3連覇を達成した。

 前年に優勝したマドリッドとローマ(ともにWTA1000/クレーコート)で結果を残せなかったシフィオンテクは昨年の全仏を最後に丸1年決勝に進出できておらず、世界ランクを5位まで落として今大会を迎えている。

 この結果でシフィオンテクは、クレーコートで2戦全敗(2023年ローマ準々決勝&24年シュツットガルト決勝)だったルバキナとの対戦成績を4勝4敗のタイに追いついた。今シーズンは2月にドーハ(WTA1000/ハードコート)の準々決勝で顔を合わせ、シフィオンテクが6-2 7-5で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦でレベッカ・スランコバ(スロバキア)を6-3 6-3で、2回戦で2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-1 6-2で、3回戦ではジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)を6-2 7-5で破って16強入りを決めていた。

 シフィオンテクは次のラウンドで、第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。スビトリーナは4回戦で、第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を4-6 7-6(6) 6-1で下して勝ち上がった。

 25歳のルバキナは前哨戦のストラスブール(WTA500/クレーコート)で今季初優勝を飾って今大会を迎えていたが、連勝は「7」でストップした。

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写真◎Getty Images

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