ジョコビッチが前年の準優勝者ズベレフに対する準々決勝に4セットで勝利、世界1位シナーへの挑戦権を獲得 [フレンチ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が前年の準優勝者で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を4-6 6-3 6-2 6-4で倒してベスト4に進出した。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたジョコビッチは第4ゲームで初のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット1-2から7ゲームを連取して主導権を握ると最終的に5度目のマッチポイントをものにして3時間17分で試合を締めくくった。

 大会前週のジュネーブ(ATP250/クレーコート)でツアー通算100勝目(パリ五輪を含む)を挙げたばかりのジョコビッチは連勝を「9」に伸ばし、昨年8月にパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)で悲願の金メダル獲得した同会場でマッチ11連勝を飾った。

 同大会に21年連続出場となる38歳のジョコビッチは、これまでに3度(2016年、21年、23年)タイトルを獲得。トップシードで臨んだ昨年は4試合を勝ち上がったが、4回戦で右膝を負傷したためキャスパー・ルード(ノルウェー)に対する準々決勝を棄権せざるを得なくなった。

 この結果でジョコビッチは、ズベレフとの対戦成績を9勝5敗とした。全仏では2019年大会の準々決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが7-5 6-2 6-2で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 6-3 6-3で、2回戦でコランタン・ムーテ(フランス)を6-3 6-2 7-6(1)で、3回戦で予選勝者のフィリップ・ミゾリッチ(オーストリア)を6-3 6-4 6-2で、4回戦ではキャメロン・ノリー(イギリス)を6-2 6-3 6-2で破って8強入りを決めていた。

 2年ぶりの王座奪回を目指すジョコビッチは次のラウンドで、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-1 7-5 6-0で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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