ガウフが3年ぶりの決勝進出で2023年USオープンに続く2度目のグランドスラム制覇に王手、台風の目ボワソンに付け入る隙を与えず [フレンチ・オープン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界361位のルイ・ボワソン(フランス)を6-1 6-2で退け、2023年USオープンに続く2度目のグランドスラム制覇に王手をかけた。

 スタートダッシュに成功して1ゲームしか落とさず第1セットを先取したガウフは第2セット3-1から一度だけサービスダウンを喫したが、続く3ゲームを連取して1時間9分で快勝した。

 同大会に7年連続出場(2019年の予選敗退を含む)となる21歳のガウフは、2022年の準優勝がこれまでの最高成績。第3シードで臨んだ昨年は準決勝でイガ・シフィオンテク(ポーランド)に2-6 4-6で敗れ、3年連続で同じ相手に異なるラウンドでストレート負けを喫していた。

 昨年11月に女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」(サウジアラビア・リヤド/室内ハードコート)で初タイトルを獲得したガウフはクレーコートの前哨戦3大会でプレーし、WTA1000大会のマドリッドとローマで準優勝を飾るなど11勝3敗の好成績を残した。

 両者は今回が初顔合わせ。昨年5月にサン マロ(WTA125/クレーコート)で優勝したボワソンは同年のロラン・ギャロスで本戦ワイルドカードを受け取っていたが、直前に参戦したパリ(WTA125/クレーコート)の1回戦で前十字靭帯断裂の大ケガを負ったためグランドスラム本戦デビューが1年遅れてしまっていた。

 今大会でのガウフは1回戦でオリビア・ガデツキ(オーストラリア)を6-2 6-2で、2回戦で予選勝者のテレサ・バレントバ(チェコ)を6-2 6-4で、3回戦でマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-1 7-6(3)で、4回戦で第20シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-0 7-5で、準々決勝では自国の先輩である第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-7(6) 6-4 6-1で破って4強入りを決めていた。

 ガウフは最終ラウンドで、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは準決勝で、4年連続5度目の優勝を目指していた第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(1) 4-6 6-0で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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