4年連続5度目の優勝を目指していたシフィオンテクは準決勝敗退「悪い大会ではなかったと思うけど…」 [フレンチ・オープン]

写真は準決勝敗退に終わり、コートをあとにするイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(1) 4-6 6-0で振りきり大会初優勝に王手をかけた。

 劣勢だった第1セットをタイブレークに持ち込みながらも落としたシフィオンテクはワンブレーク差で第2セットを取り返したが、サバレンカが第3セットを6ゲーム連取で制して2時間19分で初の決勝進出を決めた。

 サバレンカはキャリア6度目のグランドスラム決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した世界361位のルイ・ボワソン(フランス)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。

 23歳のシフィオンテクは4年連続5度目の優勝を目指していたが、同大会での連勝は「26」でストップした。元世界ナンバーワンのシフィオンテクこれまでにツアー通算22勝を挙げているが、昨年の全仏以降は準決勝で未勝利(0勝7敗)となっている。

「質の高い試合もいくつかできた。だから悪い大会ではなかったと思うけど、もちろん望んでいた結果ではなかった…」とシフィオンテクは大会を振り返った。

「今日の試合にしても、数週間前よりもいいプレーができたと感じている。毎年この場所に戻ってきて、自分を奮い立たせることができるだけでもうれしいと思っている」

 前年に優勝したWTA1000大会のマドリッドとローマで結果を残せなかったシフィオンテクは世界ランクを5位まで落として今大会を迎えていたが、大会後には7位に落ちる見込みとなっている。

「多くのポイントを失ってしまったけど、それはあまり重要なことではない。誰もが優勝するチャンスを持っている。どの大会でも全員が同じスタートラインに立っているようなものだから」とシフィオンテクは語った。

「だから自分の仕事を全うし、上達することだけに集中しようと考えている。今はグラスコートで新しいことを学ぶときよ」

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写真◎Getty Images

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