アルカラスが大会連覇に王手、準決勝はムゼッティの途中棄権で決着 [フレンチ・オープン]

写真は途中棄権で決着がついた準決勝を戦い終えたカルロス・アルカラス(スペイン/奥)とロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が6-4 6-7(3) 0-6 0-2とリードされた時点で左脚のケガを理由に棄権したため第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が勝者となった。

 4-5からサービスダウンを喫して第1セットを落としたアルカラスは競り合いとなった第2セットをタイブレークの末に取り返すと第3セット開始から8ゲームを連取し、ムゼッティが第4セット第2ゲームをブレークされた時点でリタイアしたため2時間25分で試合が終了した。

 前哨戦のローマ(ATP1000/クレーコート)で今季3勝目を挙げて今大会を迎えているアルカラスは、連勝を「12」に伸ばした。

 同大会に6年連続出場(2020年の予選敗退を含む)出場となる22歳のアルカラスは、昨年の大会でタイトルを獲得。第3シードから勝ち進んだアルカラスは決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 2-6 5-7 6-1 6-2で倒し、四大大会で3度目の栄冠に輝いた。

 この結果でアルカラスは、ムゼッティとの対戦成績(ツアーレベル)を6勝1敗とした。今季はクレーコートシーズンにATPマスターズ1000大会のモンテカルロ決勝(3-6 6-1 6-0)とローマ準決勝(6-3 7-6(4))で顔を合わせ、いずれもアルカラスが勝っていた。

 今大会でのアルカラスは1回戦で予選勝者のジュリオ・ゼッピエーリ(イタリア)を6-3 6-4 6-2で、2回戦でファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-1 4-6 6-1 6-2で、3回戦でダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-1 6-3 4-6 6-4で、4回戦で第13シードのベン・シェルトン(アメリカ)を7-6(8) 6-3 4-6 6-4で、準々決勝では第12シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-0 6-1 6-4で破って4強入りを決めていた。

 アルカラスはキャリア5度目のグランドスラム決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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