2児の母で37歳のマリアがルバキナを倒す番狂わせ、トップ30の選手に3連勝で予選から準決勝へ快進撃 [WTAロンドン]

写真はタチアナ・マリア(ドイツ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「HSBC選手権」(WTA500/イギリス・ロンドン/6月9~15日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、予選勝者のタチアナ・マリア(ドイツ)が第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-4 7-6(4)で倒す番狂わせを演じた。

 3-3から相手のサービスゲームを破ったリードを守って第1セットを先取したマリアは先にリードを許しながら逆転した第2セットで5-4からブレークバックを許したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間45分で勝利を決めた。

 2児の母で37歳のマリアが今大会以前にトップ30の選手から勝ち星を挙げたのは、4強入りした2022年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)まで遡る。

 今大会でのマリアは1回戦で世界ランク30位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)を7-6(4) 6-2で、2回戦では同14位で第6シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-7(3) 7-5 6-1で破っていた。

 世界86位のマリアは次のラウンドで、第5シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)に2-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめて4強入りを決めた第2シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ジェン・チンウェン(中国)とアマンダ・アニシモワ(アメリカ)の顔合わせとなった。第1シードのジェンがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-2 6-4で下し、第8シードのアニシモワは同胞で第3シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-3 6-3で退けた。

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写真◎Getty Images

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