単複11連敗からの7連勝、2児の母マリアが37歳にしてキャリア最大のタイトルを獲得 [WTAロンドン]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得して夫と喜びを分かち合うタチアナ・マリア(ドイツ/右)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「HSBC選手権」(WTA500/イギリス・ロンドン/6月9~15日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、タチアナ・マリア(ドイツ)が第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 6-4で倒してキャリア最大のタイトルを獲得した。

 2児の母で37歳のマリアがWTAツアーの同種目でチャンピオンに輝いたのは2連覇を達成した2023年4月のボゴタ(WTA250/クレーコート)以来でキャリア4度目となり、グラスコートでは2018年6月にマヨルカ(WTAインターナショナル)に続く2勝目を挙げた。

 試合を通して常に先行したマリアはワンブレーク差で第1セットを先取したあと第2セット4-1から4-3に追い上げられたが、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間23分で歓喜の瞬間を迎えた。

 ふたりは2018年9月に北京(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)の予選で一度顔を合わせており、マリアが2-6 6-2 6-0で勝っていた。

 4月にボゴタの準々決勝でカミラ・オソリオ(コロンビア)に1-6 3-6で敗れたのを皮切りに単複11試合で負け続けていたマリアは、今大会で予選2試合を勝ち抜くと本戦では5試合連続でトップ30の選手を破って栄冠に輝いた。

 マリアは2022年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で4強入りした実績を持っているが、WTA250以上のレベルで決勝に進出したのは今回が初めてだった。

 続いて行われたダブルス決勝では第2シードのエイジア・ムハメッド(アメリカ)/デミ・シヒュース(オランダ)が第2シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/ディアナ・シュナイダー(ロシア)を7-5 6-7(3) [10-4]で振りきり、3月のインディアンウェルズ(WTA1000/ハードコート)に続く同ペアでの2勝目を挙げた。


女子ダブルスで優勝を飾ったエイジア・ムハメッド(アメリカ/右)とデミ・シヒュース(オランダ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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