予選から快進撃のサムソノワが目覚ましい1週間の末にツアー初優勝「信じられない」 [bett1オープン]

写真は優勝を決めた直後のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「bett1オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月14~20日/賞金総額56万5530ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で22歳のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)が第5シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を1-6 6-1 6-3で倒してチャンピオンに輝き、目覚ましい1週間を締めくくった。

 第1セットで1ゲームしか取れなかったサムソノワは巻き返し、14本のサービスエースを決めてWTAツアーでの初タイトルを獲得した。

「信じられないわ。夢見てはいたけれど、まったく予想していなかったから。でも素晴らしいわ」と試合後にサムソノワは語った。

 世界ランク106位のサムソノワは予選2試合を勝ち上がって本戦に至り、グランドスラム大会決勝進出者のマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)とマディソン・キーズ(アメリカ)らに勝ったあと、準決勝でオーストラリアン・オープンを2度制した実績を持つ第7シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を破るという番狂わせを演じていた。

 決勝でのサムソノワは直面した7つのブレークポイントのうち5本をセーブし、2019年以来のタイトルを目指していたベンチッチに対して8回掴んだブレークチャンスの半分をものにした。

 これに先立ちダブルス決勝も行われ、第4シードのアザレンカ/アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第1シードのニコール・メリカ(アメリカ)/デミ・シヒュース(オランダ)を6-4 6-7(3) [10-8]で下して同ペアでの初優勝を飾った。(C)AP(テニスマガジン)


女子ダブルス優勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/右)とアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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