ズベレフが突然の体調不良でトイレに駆け込む事態もコボッリを退け準決勝へ「何が原因だったのかよくわからない」 [ATPハレ]

写真は第1セット第2ゲーム40-40の場面で突然体調不良に見舞われたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月16~22日/賞金総額252万2220ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-4 7-6(6)で振りきりベスト4進出を決めた。

 オープニングゲームをブレークしたリードを守ったズベレフは第2ゲームと第4ゲームで0-40のピンチを凌いだ末に第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間42分で試合を締めくくった。

 第1セット第2ゲーム40-40の場面で突然体調不良に見舞われたズベレフがトイレに駆け込む事態が起きたが、戻ってからは問題なくプレーを遂行して勝利を掴んだ。

「試合前は体調に問題はなかったんだけど、いきなり具合が本当に悪くなったんだ」とズベレフは試合後に説明した。

「トイレに吐きに行ったけど、15分くらいしたら体調はよくなった。何が原因だったのかよくわからない。こんな経験は初めてだ。時間が経ってアドレナリンが落ち着いたときに問題ないことを願っている」

 2016年&17年大会準優勝者のズベレフは次のラウンドで、アレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

 ふたりは過去19戦してメドベージェフが12勝9敗とリードしており、ズベレフは直近の3試合で敗れている。

「キャリアでもっとも対戦した相手だと思うから、楽しみにしている」とズベレフは次戦を見据えた。

「(前回プレーした2024年オーストラリアン・オープン準決勝から)この18ヵ月にいろんなことがあった。彼は間違いなくもっとも厳しい対戦相手のひとりだ」

 もうひとつの準決勝は、カレン・ハチャノフ(ロシア)とアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)の顔合わせとなった。第8シードのハチャノフがトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を6-3 6-2で下し、2023年大会チャンピオンのブブリクは第7シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)を7-6(2) 6-3で退けた。

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写真◎Getty Images

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