サバレンカがルバキナに対する準々決勝で第3セットのタイブレーク2-6から辛勝「どうやって取れたのかわからない」 [WTAベルリン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ベルリン・テニス・オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月16~22日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に7-6(6) 3-6 7-6(6)で競り勝ちベスト4に進出した。

 一進一退の第1セットをタイブレークの末に先取したサバレンカは3-3から2度連続でサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、ふたたびもつれ込んだ第3セットのタイブレークで2-6から最後の8ポイントを連取して2時間42分で勝利をもぎ取った。

 第3セット4-5からブレークバックに成功したルバキナはタイブレーク6-2で自分のサービスを迎えたが、サバレンカのリターンがコートボールになってポイントが決まると流れが変わって惜敗した。

「エレーナは素晴らしい選手で、私たちは何度も厳しいバトルを繰り広げてきた。最後の数ポイントをどうやって取れたのかわからない。正直なところ、運がよかっただけだと思う」とサバレンカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「こんなふうに試合に勝つというのは素晴らしいことだわ。最後まで粘り強く戦い抜けたことを誇りに思う。私は戦い続け、最後のポイントまで全力を尽くした」

 崖っぷちから生還したサバレンカは次のラウンドで、2023年ウインブルドン決勝カードの準々決勝でラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のオンス・ジャバー(チュニジア)を6-4 6-1で破って勝ち上がったマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦する。

 ふたりは過去7戦してサバレンカが4勝3敗と勝ち越しており、グラスコートでも2018年6月にスヘルトーヘンボス1回戦でプレーしてサバレンカが0-6 7-5 6-3で勝っている。

「彼女(ボンドルソバ)はタッチがよくてスライスを多用するし、凄くやり難い選手なの」とサバレンカは次戦を見据えた。

「彼女のプレーはグラスコートにピッタリだし、厳しいチャレンジなるでしょうね。でも対戦するのが楽しみだし、待ちきれないわ」

 もうひとつの準決勝は、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)とワン・シンユー(中国)の顔合わせとなった。

 2021年大会チャンピオンのサムソノワがアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-1 6-1で退け、予選勝者のワンは第1セットを6-1で先取したあと第2セット第1ゲームの途中で第8シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が右股関節のケガを理由に棄権したため勝利が決まった。

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写真◎Getty Images

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