ボンドルソバが世界1位サバレンカを倒して優勝した2023年ウインブルドン以来の決勝進出「健康を取り戻したことがとにかくうれしい」 [WTAベルリン]

写真はマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ベルリン・テニス・オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月16~22日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-2 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したボンドルソバは第2セット0-1からサービスダウンを喫した直後に追いつき、4-4から4度目のブレークに成功するとサービング・フォー・ザ・マッチで0-40から5ポイントを連取して1時間21分で勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが8度目の対決だったが、4連敗後に2連勝を飾ったボンドルソバが4勝4敗のタイに追いついた。グラスコートでは2018年6月にスヘルトーヘンボス1回戦で一度プレーし、サバレンカが0-6 7-5 6-3で勝っていた。

 断続的にケガで行く手を阻まれるキャリアを過ごしてきた25歳のボンドルソバは昨年8月に肩の手術を受けて1月に一度復帰したがふたたび戦線離脱を余儀なくされ、約3ヵ月ぶりに出場したフレンチ・オープンで3回戦に進出したあと今大会に臨んでいる。

「私は長い間プレーしていなかった。健康を取り戻したことがとにかくうれしいし、このような試合でプレーできることに凄く感謝している」とボンドルソバは試合後に語った。

「今大会の出場選手を見たとき、とにかく1回戦を勝ち抜こうと思ったの。それが今はこんなことが起こっているなんて…」

 4度目の挑戦で初めて世界ランク1位の選手に勝ったボンドルソバは優勝した2023年ウインブルドン以来の決勝で、2021年大会チャンピオンのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を6-4 6-1で破って勝ち上がった予選勝者のワン・シンユー(中国)と対戦する。

 ワンは昨年の同大会でジェン・サイサイ(中国)とペアを組んだダブルスのタイトルを獲得したが、トップ20の選手に4連勝してシングルスで初のツアー決勝進出を決めた。

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写真◎Getty Images

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