ボンドルソバが肩の手術を経て2023年ウインブルドン以来のツアー3勝目「初戦に勝つことを願っていたのに…」 [WTAベルリン]

写真は2023年ウインブルドン以来のツアー3勝目を挙げたマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ベルリン・テニス・オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月16~22日/賞金総額106万4510ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が予選勝者のワン・シンユー(中国)を6-2 6-4で振りきり優勝を飾った。

 25歳のボンドルソバがツアーレベルでタイトルを獲得したのは、2023年7月のウインブルドン以来でキャリア3度目(シングルスのみ、準優勝4回)となる。

 競り合いの末にもつれ込んだタイブレークで2-6から巻き返して合計6度のセットポイントを凌いで第1セットを先取したボンドルソバはワンブレーク差で第2セットを取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間16分で歓喜の瞬間を迎えた。

 断続的にケガで行く手を阻まれるキャリアを過ごしてきた25歳のボンドルソバは昨年8月に肩の手術を受けて1月に一度復帰したがふたたび戦線離脱を余儀なくされ、約3ヵ月ぶりに出場したフレンチ・オープンで3回戦に進出したあと今大会を迎えていた。

「カムバックするために私たちは全員で一生懸命に努力を積んできた」とボンドルソバは表彰式のスピーチで話した。

「初戦に勝つことを願って大会に臨んでいたのに、このようなことが起きた。今ここに立っていられることに凄く感謝している」

 離脱期間が長かったボンドルソバは世界ランクを164位まで落としていたが、今週の活躍で70位台に浮上することが確定した。

 続いて行われたダブルス決勝ではテレサ・ミハリコバ(スロバキア)/オリビア・ニコールズ(イギリス)が1セットダウンから巻き返して第1シードのサラ・エラーニ/ジャスミン・パオリーニ(ともにイタリア)を4-6 6-2 [10-6]で倒し、ノーシードから栄冠に輝いた。

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写真◎Getty Images

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