背中のケガで途中棄権のチチパスが苦しい心中を吐露「この状態が続くなら競技を続ける意味はない」 [ウインブルドン]

写真は1回戦で途中棄権を余儀なくされたステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第24シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が予選勝者のヴァランタン・ロワイエ(フランス)に対して3-6 2-6とリードされた時点で背中のケガを理由に棄権した。

 第2セットでメディカルタイムアウトを取ったチチパスは動きやサービスに苦しみ、ファーストサーブを43%しか入れることができなかった。

「言葉で説明するのは難しい。ここ最近はいろいろなことと戦っている。このような状況に陥っているのは本当に辛い。棄権したり試合を途中で止めるのは絶対に嫌なんだけど、数年前にトリノで開催されたATPファイナルズから何度のこのような状況に身を置くことになるなんて想像もしていなかった」とチチパスは試合後の記者会見で打ち明けた。

「これは恐らく今まででもっとも困難な状況だ。継続的な問題で、なかなか消えたり薄れたりする様子が見えないからね。僕自身にもいつか限界はくる。ここ数ヵ月で何をやりたいのか最終的な答えを出さなければならないだろう。大変なことだけど、この状態が続くようなら競技を続ける意味はない。健康でなければテニス人生全体が惨めになってしまう…」

 フレンチ・オープンに続く2度目のグランドスラム本戦でツアーレベルの初勝利を挙げたロワイエは次のラウンドで、クリストファー・オコネル(オーストラリア)を6-2 6-4 6-3で破って勝ち上がった同じ予選勝者のアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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