シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦6月30日～7月13日／グラスコート）の女子シングルス1回戦で、第3シードのジェシカ・ペグラ（アメリカ）がエリザベッタ・コッチャレット（イタリア）に2-6 3-6で敗れる番狂わせが起きた。

　自分のサービスゲームで僅か8ポイントしか落とさなかったコッチャレットは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、各セットで2度ずつブレークに成功して58分でトップ5の選手に対する初勝利を挙げた。

　ふたりは2023年大会の3回戦で一度対決しており、ペグラが6-4 6-0で勝っていた。ペグラは前週のバート ホンブルク（WTA500／グラスコート）で今季3勝目を挙げて今大会を迎えていたが、連勝は「4」でストップした。

　同大会に5年連続9度目（2013年、15～16年の予選敗退を含む）の出場となる31歳のペグラは、2023年のベスト8が最高成績。第5シードで臨んだ昨年は、2回戦でワン・シンユー（中国）に4-6 7-6(7) 1-6で敗れていた。

　シードダウンを演じたコッチャレットは次のラウンドで、タチアナ・マリア（ドイツ）を3-6 7-6(4) 6-1で破って勝ち上がったケイティ・ボリネッツ（アメリカ）と対戦する。

　そのほかの試合では第16シードのダリア・カサキナ（オーストラリア）、第18シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）、第19シードのリュドミラ・サムソノワ（ロシア）、第23シードのクララ・タウソン（デンマーク）、スーザン・ラメンズ（オランダ）、イリア カメリア・ベグ（ルーマニア）、予選勝者のベロニカ・エルヤベツ（スロベニア）が2回戦に駒を進めた。

　第26シードのマルタ・コスチュク（ウクライナ）はエルヤベツに6-3 3-6 4-6で逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者

大会2日目◎7月1日｜主な試合結果

女子シングルス1回戦

○85スーザン・ラメンズ（オランダ）6-1 6-1 ●86イバ・ヨビッチ（アメリカ）[Q]

○88エカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）[18] 6-2 7-5 ●87プリシラ・ホン（オーストラリア）[Q]

○93ケイティ・ボリネッツ（アメリカ）3-6 7-6(4) 6-1 ●94タチアナ・マリア（ドイツ）

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○95エリザベッタ・コッチャレット（イタリア）6-2 6-3 ●96ジェシカ・ペグラ（アメリカ）[3]

○103ベロニカ・エルヤベツ（スロベニア）[Q] 3-6 6-3 6-4 ●104マルタ・コスチュク（ウクライナ）[26]

○105クララ・タウソン（デンマーク）[23] 2-6 6-4 6-3 ●106ヘザー・ワトソン（イギリス）[WC]

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○113ダリア・カサキナ（オーストラリア）[16] 7-5 6-3 ●114エミリアーナ・アランゴ（コロンビア）

○115イリア カメリア・ベグ（ルーマニア）7-6(6) 1-6 6-3 ●116カーヤ・ユバン（スロベニア）[Q]

○120リュドミラ・サムソノワ（ロシア）[19] 6-3 6-2 ●119マヤ・ジョイント（オーストラリア）