シニアコバがジェン・チンウェンを倒す番狂わせを演じて大坂なおみに対する2回戦へ [ウインブルドン]

写真は試合後に握手を交わすカテリーナ・シニアコバ(チェコ/左)とジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)が第5シードのジェン・チンウェン(中国)を7-5 4-6 6-1で倒す番狂わせを演じた。

 この試合は前日に行われる予定だったが、試合進行が遅れたため延期となっていた。ジェンは昨年の大会でも1回戦でルル・スン(ニュージーランド)に6-4 2-6 4-6で敗れており、3年連続で初戦敗退に終わった。

 競り合いの末に第1セットを落としたジェンは4-4からブレークに成功して第2セットを取り返したが、第3セットで1ゲームしかキープすることができずシニアコバが2時間25分で勝利を決めた。ふたりは2023年大会でも1回戦で対決し、シニアコバが6-3 7-5で勝っていた。

 シードダウンを演じたシニアコバは次のラウンドで、前日に予選勝者のタリア・ギブソン(オーストラリア)を6-4 7-6(4)で破って勝ち上がった元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)と対戦する。

 ふたりは過去2戦して1勝1敗だが、四大大会では2019年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の3回戦で対決してシニアコバが6-4 6-2で勝っている。

 そのほかの試合では第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、ディフェンディング・チャンピオンで第17シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、ワン・シンユー(中国)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)、ダニエル・コリンズ(アメリカ)らが2回戦に駒を進めた。

 第15シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)がワンに5-7 2-6で、第25シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)はラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のビクトリア・エムボコ(カナダ)に3-6 2-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)

大会2日目◎7月1日|主な試合結果

女子シングルス1回戦

○63カテリーナ・シニアコバ(チェコ)7-5 4-6 6-1 ●64ジェン・チンウェン(中国)[5]

○65ミルラ・アンドレエワ(ロシア)[7] 6-3 6-3 ●66マヤル・シェリフ(エジプト)

○68ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)6-4 7-5 ●67ジル・タイヒマン(スイス)

○71ビクトリア・エムボコ(カナダ)[LL] 6-3 6-2 ●72マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)[25]

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○73バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[17] 3-6 6-2 6-1 ●74アレクサンドラ・イアラ(フィリピン)

○82ワン・シンユー(中国)7-5 6-2 ●81カロリーナ・ムチョバ(チェコ)[15]

○83ゼイネップ・ソンメズ(トルコ)7-6(3) 6-3 ●84ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)

○97イガ・シフィオンテク(ポーランド)[8] 7-5 6-1 ●98ポリーナ・クデルメトワ(ロシア)

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○99キャティ・マクナリー(アメリカ)6-3 6-1 ●100ジョディー・バレージ(イギリス)[WC]

○102ダニエル・コリンズ(アメリカ)6-3 6-2 ●101カミラ・オソリオ(コロンビア)

○107アンナ・カリンスカヤ(ロシア)6-3 7-6(4) ●108ニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)[Q]

○109マリア・サカーリ(ギリシャ)6-4 6-4 ●110アンナ・ブリンコワ(ロシア)

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写真◎Getty Images

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