イエストレムスカが1回戦でロラン・ギャロス女王ガウフを倒す金星「実は絶好調だった」 [ウインブルドン]

写真は1回戦で世界2位のフレンチ・オープン優勝者を倒す番狂わせを演じたダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、ダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)を7-6(3) 6-1で倒す番狂わせを演じた。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に先取したイエストレムスカは第2セット第1ゲームでブレークに成功し、2-1から最後の4ゲームを連取して1時間19分で金星を挙げた。

 ふたりはこれが4度目の対決だったが、ガウフは初黒星を喫した。フレンチ・オープンで2度目のグランドスラム制覇を果たした21歳のガウフは前哨戦のベルリンでも初戦敗退に終わっており、今年のグラスコートシーズンを0勝2敗で終えた。

「少し難しい試合だったけど、実は絶好調だったの。No.1コートでのプレーは本当に楽しかった。ジュニアの部で決勝をプレーしたから、このコートにはいい思い出があるから」とイエストレムスカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日は素晴らしい試合だったと思う。本当に調子がよかったわ」

 世界ランク2位の選手に対する2勝目をマークしたイエストレムスカは次のラウンドで、元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-2 2-6 6-1で破って勝ち上がった予選勝者のアナスタシア・ザハロワ(ロシア)と対戦する。

 同日には第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)がエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)に2-6 3-6で、第5シードのジェン・チンウェン(中国)はカテリーナ・シニアコバ(チェコ)に5-7 6-4 1-6で敗れており、ガウフは同種目で敗れた3人目のトップ10プレーヤーとなった。

「彼女は素晴らしいプレーをした。ドローを見て、厳しい試合になるだろうと思っていた」とガウフは試合後の記者会見で悔しさを滲ませた。

「負けるのは好きじゃないけど、USオープンでいい結果を出したいからクヨクヨしていたくはない。リセットする時間が取れるから、もしかしたらそんなに悪いことじゃないかもしれないし…。まあでも、間違いなく最悪の気分だわ」

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写真◎Getty Images

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