百戦錬磨のパブリウチェンコワが地元イギリスの新鋭カルテルの挑戦を退け2016年以来の準々決勝進出 [ウインブルドン]

写真はアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)がソネイ・カルテル(イギリス)の挑戦を7-6(3) 6-4で退けベスト8に進出した。

 一進一退の第1セットで2つのセットポイントを凌いだ末に持ち込んだタイブレークを制して第1セットを先取したパブリウチェンコワは第2セット第1ゲームをブレークした直後に追いつかれたが、ふたたびリードを奪うと最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして2時間2分で勝利を決めた。

 同大会に2年連続16回目の出場となる34歳のパブリウチェンコワは、2016年に準々決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績。第25シードで臨んだ昨年は、2回戦でジュ・リン(中国)に4-6 3-6で敗れていた。

 両者は今回が初顔合わせ。体調不良もあって8強入りした1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以降早期敗退が続いていたパブリウチェンコワは、大会前週のイーストボーン(WTA250/グラスコート)で今季2度目の連勝(ベスト4)をマークして今大会を迎えている。

 今大会でのパブリウチェンコワは1回戦でアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を4-6 6-3 6-2で、2回戦で第31シードのアシュリン・クルーガー(アメリカ)を7-6(4) 6-4で、3回戦では元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)を3-6 6-4 6-4で破って勝ち上がっていた。

 パブリウチェンコワは準々決勝で、第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と第30シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)の勝者と対戦する。

 23歳のカルテルは予選のワイルドカード(主催者推薦枠)から本戦の3回戦まで勝ち進んで飛躍のきっかけを掴み、同年9月のモナスティルで予選からマッチ7連勝を飾ってツアー初タイトルを獲得するなどして10月にトップ100デビューを果たすと先月にはキャリアハイの49位(現在は51位)をマークした。

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写真◎Getty Images

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