ハチャノフが会心のプレーでキャリア6度目のグランドスラム8強入り「もう一歩先に進みたい」 [ウインブルドン]

写真は4年ぶりのベスト8進出を決めたカレン・ハチャノフ(ロシア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第17シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がカミル・マイクシャク(ポーランド)を6-4 6-2 6-3で退け4年ぶりのベスト8進出を決めた。

 グランドスラム本戦でプレーするのが32大会目となる29歳のハチャノフが同ラウンドで戦ったのは12回目だったが、6勝目(6敗)を挙げた。

 快調に2セットを連取したハチャノフは第3セット2-1から一度だけサービスダウンを喫したが、2-3から最後の4ゲームを連取して1時間47分で快勝した。

 予選から勝ち上がってきた日本の望月慎太郎(木下グループ)に対する2回戦(1-6 7-6(7) 4-6 6-3 6-4)とヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)に対する3回戦(7-6(6) 4-6 4-6 6-3 7-6(10-8))でフルセットの苦戦を強いられていたハチャノフだったが、この日は「10点満点中9点」と自己評価する会心のプレーを披露した。

「今日は本当に素晴らしいパフォーマンスだった。2023年はケガで欠場して2年ぶりに出た昨年は『グラスコートは好きじゃないし2度と戻りたくない』と思っていたんだけど、今年は違う。ふたたびグラスコートが好きになってきたよ」とハチャノフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ベスト8に勝ち残れて凄くうれしい。ここウインブルドンでまた準々決勝に進出できた。もう一歩先に進みたい」

 ハチャノフは次のラウンドで、ジョーダン・トンプソンが第2セット途中(フリッツから6-1 3-0)で太腿のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles