ベンチッチが4度目のウインブルドン4回戦で初勝利、前週に完敗を喫したアレクサンドロワに雪辱

写真はベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第18シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を7-6(4) 6-4で倒して初のベスト8進出を果たした。

 グランドスラム参戦35大会目となるベンチッチが同ラウンドでプレーしたのは11回目だったが、4勝目(7敗)を挙げた。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に先取したベンチッチは第2セット5-3から5度のマッチポイントを決めきれずにブレークバックを許したが、続くレシーブゲームで迎えた6度目のチャンスをものにして1時間57分で勝利をもぎ取った。

 同大会に2年ぶり9度目の出場となる28歳のベンチッチは、3度(2015年&18年&23年)4回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。前回プレーした2023年は第14シードから3試合を勝ち抜き、4回戦でイガ・シフィオンテク(ポーランド)に7-6(4) 6-7(2) 3-6で逆転負けを喫していた。

 この結果でベンチッチは、アレクサンドロワとの対戦成績を5勝4敗と勝ち越した。ふたりは大会前週に開催されたバート ホンブルク(WTA500/グラスコート)の1回戦で顔を合わせ、アレクサンドロワが6-1 6-2で勝っていた。

 今大会でのベンチッチは1回戦でアリシア・パークス(アメリカ)を6-0 6-3で、2回戦で予選勝者のエルサ・ジャクモ(フランス)を4-6 6-1 6-2で、3回戦ではエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)を6-3 3-6 7-6(10-7)で破って16強入りを決めていた。

 2013年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つベンチッチは準々決勝で、第7シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)と第10シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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