フリッツが過去2敗のハチャノフから初勝利で初のベスト4進出 [ウインブルドン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第17シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 6-4 1-6 7-6(4)で振りきり初のベスト4進出を果たした。

 ワンブレークずつで2セットを連取したフリッツは2度サービスダウンを喫して第3セットを落としたが、第4セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間36分で試合を締めくくった。

 同大会に5年連続9度目の出場となる27歳のフリッツは、2022年と24年に準々決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。第13シードで臨んだ昨年は、準々決勝でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に6-3 6-7(5) 2-6 6-3 1-6で敗れていた。

 グラスコートの前哨戦3大会でプレーしたフリッツは、ATP250のシュツットガルトとイーストボーンでタイトルを獲得するなど8勝1敗と好成績を残した。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、ハチャノフは初黒星を喫した。直近では2020年1月にATPカップ(オーストラリア・パース/ハードコート)の予選ラウンドで顔を合わせ、ハチャノフが3-6 7-5 6-1で勝っていた。

 今大会でのフリッツは1回戦でジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を6-7(6) 6-7(8) 6-4 7-6(6) 6-4で、2回戦でガブリエル・ディアロ(カナダ)を3-6 6-3 7-6(0) 4-6 6-3で、3回戦で第26シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-4 6-3 6-7(5) 6-1で破り、4回戦はジョーダン・トンプソン(オーストラリア)が第2セット途中で棄権(フリッツから6-1 3-0)したため8強入りを決めていた。

 フリッツは準優勝を飾った昨年の全米以来となるキャリア2度目のグランドスラム準決勝で、大会3連覇を目指す第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)とキャメロン・ノリー(イギリス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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