アニシモワが世界1位サバレンカを倒してグランドスラム初優勝に王手 [ウインブルドン]

写真はアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で、第13シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 4-6 6-4で倒して四大大会初制覇に王手をかけた。

 5-4から初のブレークに成功して第1セットを先取したアニシモワは3-3からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット5-3からマッチポイントを凌がれた末にブレークバックを許した直後のレシーブゲームで迎えた4度目のチャンスをものにして2時間37分で勝利をもぎ取った。

 同大会に2年連続5度目の出場となる23歳のアニシモワは、2022年に準々決勝まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。メンタルヘルスの問題と燃え尽き症候群で戦線を離脱していたため世界ランクを180位台に落としていた昨年は、予選決勝でエバ・リス(ドイツ)に6-4 3-6 4-6で逆転負けを喫して初めて本戦入りを逃していた。

 グラスコートの前哨戦2大会でプレーしたアニシモワは、ロンドン(WTA500)で準優勝を飾るなど6勝2敗の戦績を残した。

 この結果でアニシモワは、サバレンカとの対戦成績を6勝3敗とした。今シーズンは先月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の4回戦で顔を合わせ、サバレンカが7-5 6-3で勝っていた。

 今大会でのアニシモワは1回戦でユリア・プティンセバ(カザフスタン)を6-0 6-0で、2回戦でレナタ・サラスア(メキシコ)を6-4 6-3で、3回戦でダルマ・ガルフィ(ハンガリー)を6-3 5-7 6-3で、4回戦で第30シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)を6-2 5-7 6-4で、準々決勝ではアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-1 7-6(9)で破って4強入りを決めていた。

 アニシモワは初のグランドスラム決勝で、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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