ワン・ジインが中国人としてグランドスラム大会車いす部門のシングルス初優勝、上地結衣は今大会での生涯ゴールデンスラム達成ならず [ウインブルドン]

写真は車いす女子シングルスでグランドスラム初優勝を飾ったワン・ジイン(中国/左)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月30日~7月13日/グラスコート)の車いす女子シングルス決勝で、第4シードのワン・ジイン(中国)が第1シードの上地結衣(三井住友銀行)を6-3 6-3で倒して栄冠に輝いた。試合時間は1時間38分。

 5度目のグランドスラム参戦となる26歳のワンがタイトルを獲得したのは、リー・シャオフイ(中国)と組んだ女子ダブルスで中国勢として四大大会車いす部門初優勝を果たした1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来でキャリア2度目となる。

 今大会でのワンは1回戦でジェシカ・グリフィオン(オランダ)を6-3 6-7(4) 6-3で、準々決勝で高室冴綺(株式会社スタートライン)を6-1 6-0で、準決勝ではクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-3 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 昨年9月にパリ2024パラリンピック競技大会車いすテニス(フランス・パリ/クレーコート)の単複2種目で金メダルを獲った31歳の上地は四大大会のシングルスではウインブルドンだけ制したことがなく、この試合で勝てば『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラリンピック金メダル)』を達成できるはずだった。

 車いすテニスは昨年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles