シェルトンが過去2敗のマナリノから初勝利で初戦突破「彼にはビッグサーブが必ずしも有効ではない」 [ATPトロント]

写真はベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/7月27日~8月7日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのベン・シェルトン(アメリカ)が予選勝者のアドリアン・マナリノ(フランス)を6-2 6-3で退け好スタートを切った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シェルトンはこの試合が初戦だった。ファーストサーブからのポイントを90%の高確率で取ったシェルトンは直面した2度のブレークポイントをいずれもセーブし、合計3度相手のサービスゲームを破って1時間5分で快勝した。

 37歳のマナリノはシェルトンに2連勝中だったが、3度目の対決で初黒星を喫した。

「彼(マナリノ)とは過去にいい試合をしてきたけど、少し及ばなかった。彼はやり難いプレーをするし、リターンがとてもうまい。だから今日は彼のラケットを弾くには正確なサービスを打つ必要があると思っていた」とシェルトンは試合後に語った。

「彼にはビッグサーブが必ずしも有効ではない。彼は非常にタッチがよく、ベースラインの近くでさばいてくる。狙ったところに打たなければならないけど、今日は本当にうまくできた」

 シェルトンは次のラウンドで、イーサン・クイン(アメリカ)を7-6(6) 6-4で破って勝ち上がった第25シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。

 この日プレーしたシェルトン以外のトップ10プレーヤーは第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)がロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)に7-5 7-6(1)で競り勝ち、第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)はフランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)を6-4 6-2で下してそれぞれ3回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第7シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第12シードのヤクブ・メンシク(チェコ)、第13シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)、第15シードのアルトゥール・フィス(フランス)、第19シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、第20シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、第27シードのガブリエル・ディアロ(カナダ)、第28シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)、クリストファー・オコネル(オーストラリア)、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)が2回戦を突破した。

 第21シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がマロジャンに4-6 4-6で、第23シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がオコネルに4-6 6-4 2-6で、第31シードのキャメロン・ノリー(イギリス)はブキッチに3-6 7-6(2) 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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