2試合でダブルフォールト37本のガウフがクデルメトワに逆転勝利で4回戦へ「目標は生き残って勝ち進むこと」 [WTAモントリオール]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/7月27日~8月7日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのココ・ガウフ(アメリカ)がベロニカ・クデルメトワ(ロシア)に4-6 7-5 6-2で逆転勝利をおさめた。

 第1セット4-1から7ゲームを連取されたガウフは第2セット2-3からブレークバックに成功すると6-5から2度連続で相手のサービスゲームを破って主導権を取り戻し、第3セット5-2からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間32分で試合を締めくくった。

 ダニエル・コリンズ(アメリカ)に対する2回戦でダブルフォールトを23本と量産したガウフはこの日も14本犯したが、第3セットでは1本に抑えてファーストサーブの確率も70%まで引き上げた。

 クデルメトワのダブルフォールトは試合を通して1本だけだったが、相手のマッチポイントで出てしまった。

「目標は生き残って勝ち進むことよ。私がベストの状態じゃないことは知っていると思うけど、今日はこれで十分だわ」とガウフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「メンタル面では自分自身を凄く誇りに思う。もちろん改善すべき点もあるけど、そのひとつがサービスなの。最高の状態になってもう少し楽にキープできるようになるのを楽しみにしている」

 ガウフは次のラウンドで、前週のプラハで優勝を飾ったマリー・ブーズコバ(チェコ)を1-6 6-3 6-0で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のビクトリア・エムボコ(カナダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第9シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第24シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、第28シードのマッカートニー・ケスラー(アメリカ)、第30シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)、ジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)、ジュ・リン(中国)が16強入りを決めた。

 シード対決ではコスチュクが1セットダウンから巻き返して第15シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)に3-6 6-3 7-6(4)で競り勝ち、ケスラーが第4シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を7-6(5) 6-4で退け、イエストレムスカは第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を7-5 6-4で倒し、それぞれ上位勢から勝利をもぎ取った。

 1回戦をBYEで免除されていた18歳のアンドレエワは2回戦を不戦勝で勝ち上がっており、この試合がベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-7(3) 6-7(2)で敗れた先月のウインブルドン準々決勝以来の試合だった。

 トップハーフ(ドローの上半分)の4回戦ではルバキナがイエストレムスカと、コスチュクがケスラーと、ボウサス マネイロはジュと顔を合わせる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles