18歳の新星エムボコが母国のWTA1000大会でベスト4へ快進撃「現実とは思えない」 [WTAモントリオール]

写真はビクトリア・エムボコ(カナダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/7月27日~8月7日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のビクトリア・エムボコ(カナダ)がジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)を6-4 6-2で倒してベスト4進出を果たした。

 4回戦で第1シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-1 6-4で倒す番狂わせを演じていたエムボコは5-3からサービスダウンを喫した直後に2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セット0-2から最後の6ゲームを連取して1時間17分で勝利を決めた。

「ここで準決勝に進出できて凄く興奮している。改めて応援してくれた観客の皆さんにお礼を言いたい。現実とは思えないほど素晴らしいわ」とエムボコは試合後のオンコートインタビューで語った。

「私はここで練習しているから、ここでプレーするのは常に素晴らしい機会なの。モントリオールでプレーするのは初めてだし、信じられないような経験ができている。これ以上ないほど感謝している」

 今シーズンを世界ランク300位以下でスタートしたエムボコは2月までにITFツアーでマッチ22連勝を飾るなど27勝1敗(5大会で優勝)という驚異的な戦績を残してフレンチ・オープン後にトップ100デビューしたが、今回の活躍で50位以内に入ることが確実となった。

 エムボコは次のラウンドで、第24シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)が1-6 1-2とリードされた時点で手首のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第9シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。

 ふたりは前週のワシントンDC2回戦で初対決したばかりで、そのときはルバキナが6-3 7-5で勝っている。

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写真◎Getty Images

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