ハチャノフがズベレフに競り勝ち2018年11月のパリ以来となるマスターズ決勝進出「レベルを引き上げる必要があった」 [ATPトロント]

写真はカレン・ハチャノフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/7月27日~8月7日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)が第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に6-3 4-6 7-6(4)で競り勝ち今季初優勝に王手をかけた。

 ワンブレークずつでセットを分け合ったあとハチャノフは第3セット5-6で30-40のピンチを凌いでキープし、もつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間52分で勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが8度目の対決だったが、3連敗中だったハチャノフが3勝目(5敗)を挙げた。

「踏ん張り抜き、自分のレベルを引き上げる必要があった。メンタル的にもフィジカル的にも多くを求められる非常に厳しい試合だった。彼(ズベレフ)にはここ数年簡単に負けていたから、勝つことができて本当にうれしい」とハチャノフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日はかなりの接戦だった。マッチポイントに直面していた。もしネットに当たったボール(ズベレフのリターン)がこちらに落ちていたら、僕たちは今こうして話していなかっただろう」

 ハチャノフはキャリア最大のタイトルを獲得した2018年11月のパリ以来となるマスターズ決勝で、自国の先輩である第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第4シードのベン・シェルトン(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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