2023年全豪ジュニア優勝者ブロックスが6度目の挑戦でツアーレベル初勝利「ツアーの一員になりつつあると感じている」 [シンシナティ・オープン]

写真は2024年マイアミ・オープンでのアレクサンダー・ブロックス(ベルギー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額919万3540ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で予選を勝ち上がってきた20歳のアレクサンダー・ブロックス(ベルギー)がマルコス・ギロン(アメリカ)を6-2 3-6 6-3で倒し、6度目の挑戦でツアーレベルの初勝利を挙げた。

 2度ブレークに成功して第1セットを先取したブロックスは0-1から唯一のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット3-3から最後の3ゲームを連取して1時間51分で試合を締めくくった。

「凄くいい試合ができたと思う。ここはコンディションが素晴らしく、とてもいい感触でプレーできている。攻撃的なテニスを展開し、重要な場面で大胆なプレーをしてリードを奪うことができた」とブロックスは試合後に語った。

「素晴らしいよ。ATPツアーの一員になりつつあると感じている。本当にクールだ」

 2023年全豪ジュニア優勝者のブロックスは次のラウンドで、第27シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーしたギロン以外の地元アメリカ勢は19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)&ライリー・オペルカ(アメリカ)&イーサン・クイン(アメリカ)&ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)&予選勝者のエミリオ・ナバ(アメリカ)&ワイルドカードを得て参戦したニシェッシュ・バサバレディ(アメリカ)とトリスタン・ボイヤー(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、そのほかの3人は敗れた。

 ハマド・メジェドビッチ(セルビア)がアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)を6-2 6-3で、ボイヤーが同じワイルドカードのブランドン・ホルト(アメリカ)との同士討ちを6-3 7-6(3)で制し、マルティン・ランダルーセ(スペイン)は同じ予選勝者のパトリック・キプソン(アメリカ)に3-6 6-3 2-6で逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合ではカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)、アダム・ウォルトン(オーストラリア)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のルカ・ナルディ(イタリア)、予選勝者のヴァランタン・ロワイエ(フランス)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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