パオリーニが前回敗れたサカーリに競り勝ち夏の北米ハードコートシーズン初勝利「難しい試合だった」 [シンシナティ・オープン]

写真はジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)がマリア・サカーリ(ギリシャ)に7-6(2) 7-6(5)で競り勝ち夏の北米ハードコートシーズン初勝利を挙げた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、パオリーニはこの試合が初戦だった。パオリーニは前週のモントリオールでプレーしたが、初戦で日本の伊藤あおい(SBC メディカルグループ)に6-2 5-7 6-7(5)で逆転負けを喫していた。

 5-1から5-5に追いつかれたパオリーニはタイブレークの末に第1セットを先取し、すべてサービスキープでふたたび突入したタイブレーク6-0から6-5まで挽回されて迎えた6度目のマッチポイントでサカーリがダブルフォールトを犯して2時間13分で試合に終止符が打たれた。

「難しい試合だった。特に第1セットで5-1とリードしていたことを考えると尚更だわ。でも彼女(サカーリ)は素晴らしいプレーをしていた。このようなコンディションであれほどいいサービスを打っていい動きをされると手強い相手になる」とパオリーニは試合後に語った。

「私のパフォーマンスにはジェットコースターのようにアップダウンがあった。すんなりといけたほうがいいとは思うけど、勝てればそれでも大丈夫よ」

 パオリーニは次のラウンドで、元世界ランク11位で35歳のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-4 0-6 6-3で破って勝ち上がった第26シードのアシュリン・クルーガー(アメリカ)と対戦する。

 この日プレーしたパオリーニ以外のトップ10プレーヤーは、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)と第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が揃って3回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第11シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)、第16シードのクララ・タウソン(デンマーク)、第23シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第29シードのマッカートニー・ケスラー(アメリカ)、第31シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)、第32シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のイバ・ヨビッチ(アメリカ)、予選勝者のバルバラ・グラチェワ(フランス)とエラ・ザイデル(ドイツ)が2回戦を突破した。

 第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)、第10シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第15シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)、第17シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、第20シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)、第24シードのソフィア・ケニン(アメリカ)はそれぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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