クレイチコバが17歳ヨビッチの挑戦を退け16強入り「彼女には素晴らしい未来が待っている」 [シンシナティ・オープン]

写真はバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月7~18日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)が元ジュニア世界ランク2位で17歳のイバ・ヨビッチ(アメリカ)を6-4 3-6 6-2で振りきりベスト16進出を決めた。

 今大会に予選の第5シードで出場していたヨビッチは最終ラウンドで第16シードのバルバラ・グラチェワ(フランス)に3-6 4-6で敗れたが、欠場者が4人出たためラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 オープニングゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したクレイチコバは第2ゲームで唯一のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間28分で試合を締めくくった。

 最終ゲームで最後の抵抗を見せたヨビッチはブレークポイントを6度凌いだが、7本目のマッチポイントでダブルフォールトを犯して試合に終止符が打たれた。

「自分が17歳の頃に彼女(ヨビッチ)みたいにプレーできたらよかったのにと思う」とクレイチコバは試合後のオンコートインタビューで語った。

「間違いなく私はあのレベルには程遠かった。彼女には素晴らしい未来が待っていると感じるわ」

 クレイチコバは次のラウンドで、第26シードのアシュリン・クルーガー(アメリカ)を7-6(2) 6-1で破って勝ち上がった第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。

 ふたりは過去2戦してパオリーニは2敗しており、前回プレーした昨年7月のウインブルドン決勝ではクレイチコバが6-2 2-6 6-4で勝っている。

 そのほかの試合では第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、予選勝者のグラチェワとエラ・ザイデル(ドイツ)が16強入りを決めが、女子シングルス3回戦残り2試合は雨により順延または延期となった。

 シード対決は第32シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が体調不良で棄権したためガウフの不戦勝となり、第11シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)&第23シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)&第29シードのマッカートニー・ケスラー(アメリカ)はシードダウンを喫した。

 ブロンゼッティがオスタペンコに1-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、グラチェワがムチョバを6-2 6-4で倒し、ザイデルはケスラーに6-4 2-6 7-6(6)で競り勝ちそれぞれ番狂わせを演じた。

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写真◎Getty Images

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