前年の準優勝者フリッツが自国の後輩ナバに対する初戦にストレート勝利 [USオープン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が自国の後輩でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエミリオ・ナバ(アメリカ)を7-5 6-2 6-3で退け大会をスタートした。試合時間は1時間58分。

 同大会に12年連続出場(2014年と15年の予選敗退を含む)となる27歳のフリッツは、昨年の大会でグランドスラム自己最高の準優勝をマーク。第12シードで臨んだフリッツは過去4戦全敗だった四大大会準々決勝の壁を初めて突破し、ヤニク・シナー(イタリア)に対する決勝(3-6 4-6 5-7で敗退)まで勝ち進んだ。

 先月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で4強入りしたフリッツはハードコートの前哨戦3大会でプレーし、8勝3敗の戦績を残した。

 フリッツは次のラウンドで、セバスチャン・バエス(アルゼンチン)と予選を勝ち上がってきたロイド・ハリス(南アフリカ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのベン・シェルトン(アメリカ)、第16シードのヤクブ・メンシク(チェコ)、第18シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、第21シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)、第32シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、アドリアン・マナリノ(フランス)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、ワイルドカードを得て参戦したエリオット・スピッツィリ(アメリカ)、予選勝者のユーゴ・ブランシェ(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第29シードのタロン・グリークスプア(オランダ)はマナリノに5-7 4-6 0-6で敗れ、男子のシードダウン第1号となった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会初日◎8月24日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○81ヤクブ・メンシク(チェコ)[16] 7-6(5) 6-3 6-4 ●82ニコラス・ジャリー(チリ)

○83ユーゴ・ブランシェ(フランス)[Q] 6-4 3-6 7-6(7) 6-2 ●84ファビアン・マロジャン(ハンガリー)

○88トマーシュ・マハーチュ(チェコ)[21] 6-3 6-1 6-1 ●87ルカ・ナルディ(イタリア)

○96テイラー・フリッツ(アメリカ)[4] 7-5 6-2 6-3 ●95エミリオ・ナバ(アメリカ)[WC]

○97ベン・シェルトン(アメリカ)[6] 6-3 6-2 6-4 ●98イグナシオ・ブーゼ(ペルー)[Q]

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○103アドリアン・マナリノ(フランス)7-5 6-4 6-0 ●104タロン・グリークスプア(オランダ)[29]

○118アルトゥール・リンデルネック(フランス)7-6(2) 7-5 4-6 6-2 ●117ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)

○120アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)[18] 6-1 6-1 6-2 ●119アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)

○121ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)[32] 6-2 6-1 6-2 ●122リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)

○124エリオット・スピッツィリ(アメリカ)[WC] 7-5 6-4 7-6(4) ●123ステファン・ドスタニッチ(アメリカ)[WC]

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写真◎Getty Images

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