ガルシアが2022年に4強入りしたUSオープンで現役ラストマッチをプレー「私は凄く幸せ」

写真は試合後に行われた引退セレモニーでスピーチするカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、カミラ・ラヒモワ(ロシア)が元世界ランク4位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-4 4-6 6-3で倒して4年ぶりの本戦勝利を挙げた。

 競り合いの末に第1セットを落としたガルシアは第1ゲームでブレークしたリードを守って第2セットを取り返したが、第3セットで3-0とリードしたラヒモワが残りのサービスゲームを何とかキープして2時間17分で勝利を決めた。

 ラヒモワは次のラウンドで、エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)を7-5 6-1で破って勝ち上がった第15シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)と対戦する。

 元世界ランク4位のガルシアは今大会を最後に引退する意向を表明していたが、現役ラストマッチを戦い終えた。

 2011年オーストラリアン・オープンでグランドスラム本戦デビューを果たしたガルシアはツアー通算シングルス11勝(2022年WTAファイナルズを含む)&ダブルス8勝を挙げ、世界ランク自己最高シングルス4位&ダブルス2位をマークした。

 グランドスラム大会でのガルシアは2022年USオープンで4強入りしたのがシングルスでの最高成績だが、同胞であるクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)とのダブルスでは2016年と22年のフレンチ・オープンで栄冠に輝いた。

 試合後にはガルシアの功績を称えるセレモニーが行われ、全米テニス協会(USTA)から記念品が贈られた。

「これが最後の試合になるかもしれないと思ってコートに立つのは決して簡単なことじゃない。少しやり難かったわ」とガルシアは試合後に語った。

「こう言うと少し変かもしれないけど、私は凄く幸せよ。素晴らしい活躍ができた。もちろんもっと多くのことを達成できたかもしれないし、それを夢見てきた。でもテニス選手としての幕を下ろして人生を前に進める決断にとても満足しているし、安堵している自分がいるの」

 同日には同じく今大会を最後に引退する意向を表明していたペトラ・クビトバ(チェコ)もディアン・パリー(フランス)に1-6 0-6で敗れ、現役生活に別れを告げた。

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写真◎Getty Images

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