シンシナティ決勝を体調不良で途中棄権したシナーがタイトル防衛に向けて好発進 [USオープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がヴィート・コプシバ(チェコ)を6-1 6-1 6-2で退け2連覇に向けて好スタートを切った。試合時間は1時間38分。

 前哨戦のシンシナティ(ATP1000/ハードコート)でプレーしたシナーはライバルのカルロス・アルカラス(スペイン)に対する決勝を体調不良により第1セット途中(アルカラスから5-0)で棄権していたが、フィジカル面で問題がある様子は見せなかった。

 同大会に7年連続出場となる24歳のシナーは、昨年の大会でタイトルを獲得。第1シードから勝ち上がったシナーは決勝でテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-3 6-4 7-5で倒し、同年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続く2度目のグランドスラム制覇を果たした。

 先月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初の栄冠に輝いたシナーは、四大大会での連勝を「8」に伸ばした。

 ディフェンディング・チャンピオンのシナーは次のラウンドで、エミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-3 6-4 7-6(3)で破って勝ち上がったアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第10シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第19シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第23シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、第27シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヴァランタン・ロワイエ(フランス)予選勝者の望月慎太郎(木下グループ)とレアンドロ・リエディ(スイス)が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会3日目◎8月26日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○1ヤニク・シナー(イタリア)[1] 6-1 6-1 6-2 ●2ヴィート・コプシバ(チェコ)

○3アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)6-3 6-4 7-6(3) ●4エミル・ルースブオリ(フィンランド)

○5ヴァランタン・ロワイエ(フランス)[WC] 6-1 6-4 7-6(1) ●6ブ・ユンチャオケテ(中国)

○8デニス・シャポバロフ(カナダ)[27] 6-4 6-4 6-0 ●7マートン・フチョビッチ(ハンガリー)

○9アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)[23] 6-4 6-1 6-4 ●10マリン・チリッチ(クロアチア)

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○17ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[10] 6-7(3) 6-3 6-4 6-4 ●18ジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)

○20ダビド・ゴファン(ベルギー)6-7(2) 6-4 6-3 7-5 ●19カンタン・アリス(フランス)

○53レアンドロ・リエディ(スイス)[Q] 6-4 6-2 6-3 ●54ペドロ・マルチネス(スペイン)

○56フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)[19] 3-6 2-6 7-5 6-4 6-3 ●55マッテオ・アルナルディ(イタリア)

○62望月慎太郎(日本/木下グループ)[Q] 6-4 6-3 6-4 ●61ユーゴ・ガストン(フランス)

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写真◎Getty Images

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