38歳ジョコビッチが快勝でベスト8に進出「もう一度グランドスラム大会で優勝するという夢を持っている」 [USオープン]

写真は快勝で4回戦を突破したノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選から勝ち上がってきた35歳のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-3 6-3 6-2で退けベスト8に進出した。

 合計12本のサービスエースを決めたジョコビッチは第1セット4-0から一度だけサービスダウンを喫したが、各セットで2度ずつブレークに成功して1時間49分で快勝した。

 試合自体は順調だったが、3回戦で腰を痛めたジョコビッチはこの日も試合中に理学療法士が何度もベンチに訪れ処置を受けていた。理学療法士は第1セット終了後にジョコビッチの右肩と首の辺り、第2セット終了後には右前腕にマッサージを施していた。

「あと何度勝てるかわからないから、ひとつ一つの勝利が本当に特別だ。今夜ここに来てくれた皆さんに感謝したい」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

 マーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ四大大会シングルス最多記録となる24回の優勝を誇る38歳のジョコビッチだが、2年前の同大会を最後にタイトルから遠ざかっている。

 試合後の記者会見で記録更新の可能性について聞かれたジョコビッチは、「まだ道のりは長い。ここ数年で学んだのは、目の前の試合を大切にするということだ」と答えた。

「もちろんもう一度グランドスラム大会で優勝するという夢を持っているし、ここで実現できれば最高だ。でも先のことを考えても仕方ない。次の試合に勝つために何をすべきかということに集中しなければならないんだ」

 2年ぶり5度目の全米制覇を目指すジョコビッチは次のラウンドで、第21シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)を6-4 6-3 6-3で破って勝ち上がった第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。

 ふたりは2023年全米準々決勝(ジョコビッチから6-1 6-4 6-4)を含めて過去10戦しているが、すべてジョコビッチが勝っている。

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写真◎Getty Images

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