シナーがUSオープン決勝以来の試合でチリッチに快勝「かなり早めに現地入りした」 [チャイナ・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「チャイナ・オープン」(ATP500/中国・北京/9月25日~10月1日/賞金総額401万6050ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が元世界ランク3位で2014年USオープン優勝者のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-2 6-2で倒して好スタートを切った。

 カルロス・アルカラス(スペイン)に2-6 6-3 1-6 4-6で敗れたUSオープン決勝以来の試合に臨んだシナーは1-2から5ゲームを連取して第1セットを先取すると第2セット5-1から2つのマッチポイントを凌がれたが、続くサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた3度目のチャンスをものにして1時間21分で勝利を決めた。

「初戦はいろいろとうまくいかない可能性があるとわかっているからしっかり集中するようにしている。リズムやペース、コートのスピードを把握すれば随分とよくなる。できるだけいい準備をしたいから、コンディションを体感できるようかなり早めに現地入りしたんだ」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日はこのようなパフォーマンスができてうれしい。マリンは非常にタフな選手で、調子がいいときのレベルはかなり高い。2セットとも序盤にブレークできたから自信を持ってプレーすることができた」

 シナーは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したジャン・ジジェン(中国)を6-4 6-2で破って勝ち上がった予選勝者のテレンス・アトマン(フランス)と対戦する。

 そのほかの試合ではアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、アレクサンドル・ミュレー(フランス)、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)が2回戦に駒を進めた。

 ダビドビッチ フォキナがカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)を6-1 6-3で下し、ミュレーが第5シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に4-6 7-6(5) 6-4で逆転勝利をおさめ、マロジャンはバンジャマン・ボンジ(フランス)を7-6(1) 6-3で退けた。

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写真◎Getty Images

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