WTAファイナルズ出場権を争うパオリーニとルバキナが揃って初戦を突破 [寧波オープン]

写真はDongfeng Voyah武漢オープンでのジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「AUX寧波オープン」(WTA500/中国・浙江省寧波/10月13~19日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)がベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-2 7-5で倒して8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、前年の大会で準優勝を飾ったパオリーニはこの試合が初戦だった。1ゲームしかサービスキープできずに第1セットを落としたクデルメトワは第2セット2-2からブレークに成功したが、直後に追いついたパオリーニが5-5から最後の2ゲームを連取して1時間29分で勝利をもぎ取った。

 残り2枠となっているWTAファイナルズの出場権を巡るレースランキングで8位に付けているパオリーニは同9位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対決する可能性のある準決勝に勝てば当確となり、ルバキナが途中で負けた場合は4強入りした時点でクリアできる。

「いい試合ができたと思う。彼女(クデルメトワ)はサービスが強力で厳しい相手だから、集中力を切らすことなくすべてのポイントで粘り強くプレーして解決策を見つけようとしていた」とパオリーニは試合後のオンコートインタビューで語った。

「私はコートでのことに集中しようとしているし、次の試合のことだけを考えている。もちろんそのこと(WTAファイナルズ)は頭の片隅にあるけど、テニスと自分のやるべきことに集中するよう心掛けているわ」

 パオリーニは次のラウンドで、前日に予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)を5-7 6-4 7-5で破って勝ち上がった第6シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのルバキナ、第4シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、マッカートニー・ケスラー(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 ルバキナがダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-4 6-7(6) 6-3で振りきり、アレクサンドロワがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユアン・ユエ(中国)を6-3 6-3で下し、ケスラーは第8シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を7-6(5) 6-1で退けた。

 準々決勝ではルバキナがアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)と、アレクサンドロワはケスラーと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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