アニシモワが1勝1敗同士の直接対決を制して決勝トーナメントに進出「自分がこの大会に相応しいと感じている」 [WTAファイナルズ]

写真はセレナ・ウイリアムズ・グループで1勝1敗同士の直接対決を制して決勝トーナメント進出を決めたアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月1~8日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会5日目に行われたセレナ・ウイリアムズ・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第3戦で、第4シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)が2023年大会チャンピオンで第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)に6-7(3) 6-4 6-2で逆転勝利をおさめた。

 タイブレークの末に第1セットを落としたアニシモワは5-4から初のブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セットで2度相手のサービスゲームを破って2時間36分で1勝1敗同士の直接対決を制した。

 ふたりはこれがツアーレベルで3度目の対決だったが、7月のウインブルドン決勝で1ゲームも取れずに惨敗したアニシモワが6-4 6-3で勝った9月のUSオープン準々決勝に続いて連勝を飾った。

「本当に厳しい戦いになることはわかっていたし、それに対する準備はできていた。とにかく楽しもうと思っていた」とアニシモワは試合後に語った。

「今は自分がこの大会に相応しいと感じているし、今年はタフな試合をたくさんプレーしてきた。自分の能力はわかっている。最高のテニスさえできれば全力を尽くせると確信している」

 第2戦でも第1セットを取ってから負けていたシフィオンテクにとって、2試合連続で逆転負けを喫したのはキャリア初となる。

「今日はできることをすべてやったから後悔はまったくしていない。ゾーンに入っていると感じていたし、前向きな心構えで臨んでいた。諦めずに戦ったけど、それでも足りなかった。それが悲しい…」とシフィオンテクは試合を振り返った。

「わからないけど、もしかしたら少しは理解できるかもしれない。全力を尽くしても足りないなら、もっとテニスをよくする必要があるということだと思う」

 先に行われた同グループの試合では、第6シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が棄権した第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に代わって出場した第10シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-4 6-4で下して3連勝を飾った。

 この結果でセレナ・ウイリアムズ・グループの最終順位が確定し、3戦全勝のルバキナと2勝1敗のアニシモワが決勝トーナメントに駒を進めた。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles