アルカラスが3連勝でグループ首位通過、3年ぶり2度目の年末世界ナンバーワンも確定「決勝に勝ち進めるよう願っている」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はラウンドロビン3連勝で3年ぶり2度目の年末世界ナンバーワンと決勝トーナメント進出を決めたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・ピエモンテ州トリノ/11月9~16日/賞金総額1550万ドル/室内ハードコート)の大会5日目に行われたジミー・コナーズ・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第3戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第9シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 6-1で退け3連勝を飾った。

 ファーストサーブからのポイントを83%の高確率で取って自分のサービスゲームをすべてキープしたアルカラスは5-4から初のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セット1-1から最後の5ゲームを連取して1時間23分で2年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 昨年の大会で全勝優勝した第2シードのヤニク・シナー(イタリア)がポイントを加算できないため、アルカラスは3試合で得たポイントでライバルを上回って3年ぶり2度目の年末世界ナンバーワンが確定した。

「年末世界ナンバーワンをかけたこの試合は僕にとって非常に重要なものだった。緊張していたから最初は簡単じゃなかった。プレッシャーにできる限りうまく対処しようとしていたよ。だからこそ自分のプレーレベルには満足しているし、世界1位として今年を終えることができて本当にうれしい」とアルカラスは試合後に語った。

「年末世界ナンバーワンはとても重要な目標だったけど、この大会自体が僕にとって凄く大事なんだ。準決勝に進出できて興奮しているし、(初めて)決勝に勝ち進めるよう願っている」

 アフタヌーンセッションで行われた同グループの試合では、第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が前年の大会で準優勝を飾った第6シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(3) 6-3で倒して大会初勝利を挙げた。

 ジミー・コナーズ・グループは1勝2敗で3人が並んだが、ゲーム取得率で僅かに上回ったデミノーの2位通過が決まった。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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