地元イギリスのブルターがダブルヘッダーとなった準々決勝でルバキナを倒す番狂わせ「あの試合が少しトラウマになっていたから…」 [WTAロンドン]

写真はケイティ・ブルター(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「HSBC選手権」(WTA500/イギリス・ロンドン/6月8~14日/賞金総額191万5000ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したケイティ・ブルター(イギリス)が第1シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を7-5 2-6 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 前日は雨で全試合が中止となっていたたためこれに先立ち1回戦がBYEで免除されていたルバキナが初戦となる2回戦で予選から勝ち上がってきたディフェンディング・チャンピオンのタチアナ・マリア(ドイツ)に6-7(4) 7-5 6-0で逆転勝利をおさめ、ブルターはジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)に6-1 6-3で勝っていた。

 5-5から初のサービスダウンを喫して第1セットを落としたルバキナは相手のサービスゲームを2度破って第2セットを取り返したが、ブルターが第3セット4-4から2度目のブレークに成功して2時間39分で競り勝った。

 ルバキナは第3セット第4ゲームで足を滑らせて転倒するアクシデントに見舞われたが、そのまま最後までプレーを続けた。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、1-6 1-6で敗れた2023年ウインブルドン3回戦を含め1セットも取れずに2連敗中だったブルターが初勝利を挙げた。

「今日の目標は前にウインブルドンで対戦した試合よりもいいプレーをすることだった。あの試合では雰囲気に飲み込まれて自分を見失っていたように感じている。だから自分にも周りにも自分があのときよりも成長していることを証明したかったの」とブルターは試合後の記者会見で語った。

「あの試合が少しトラウマになっていたから、今日は思いきって攻めていこうと思っていた。前回はそれができなかったから」

 ブルターは次のラウンドで、元世界ナンバーワンのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 4-6 6-3で破って勝ち上がったラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのイバ・ヨビッチ(アメリカ)が前年の準優勝者で第2シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)との同胞対決を6-2 3-6 6-3で制し、試合進行が遅れたため延期となったエマ・ラドゥカヌ(イギリス)とラッキールーザーで2回戦から本戦に繰り上がったカミラ・ラヒモワ(ウズベキスタン)の勝者に対する準決勝に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)

HSBC選手権◎6月12日|主な試合結果

女子シングルス2回戦

○1エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)[1] 6-7(4) 7-5 6-0 ●4タチアナ・マリア(ドイツ)[Q]

○7ケイティ・ブルター(イギリス)[WC] 6-1 6-3 ●6ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)

○16ドナ・ベキッチ(クロアチア)[LL] 7-6(9) 6-3 ●13マリー・ブーズコバ(チェコ)

○19エマ・ラドゥカヌ(イギリス)6-4 6-2 ●17ソラナ・シルステア(ルーマニア)[7]

○24カミラ・ラヒモワ(ウズベキスタン)[LL] 5-7 6-1 7-5 ●21ハリエット・ダート(イギリス)[WC]

女子シングルス準々決勝

○7ケイティ・ブルター(イギリス)[WC] 7-5 2-6 6-4 ●1エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)[1]

○16ドナ・ベキッチ(クロアチア)[LL] 6-4 4-6 6-3 ●11カロリーナ・プリスコバ(チェコ)

19エマ・ラドゥカヌ(イギリス)延期 24カミラ・ラヒモワ(ウズベキスタン)[LL]

○25イバ・ヨビッチ(アメリカ)[6] 6-2 3-6 6-3 ●32アマンダ・アニシモワ(アメリカ)[2]

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写真◎Getty Images

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