ウインブルドン決勝以来の試合でセレナがストレート勝利、ハレプは辛勝 [ロジャーズ・カップ]
ウインブルドン女王で第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)も初戦に臨んだが、予選勝者のジェニファー・ブレイディ(アメリカ)に4-6 7-5 7-6(5)で何とか競り勝った。
昨年のモントリオールを制したハレプは第3セットで一時4-0とリードしていたが、ブレイディがそこから5ゲームを連取。窮地に立たされたハレプは5-5からこの試合3度目のブレークを果たして6-5としたが、ブレイディは直ちにブレークバックして勝負の行方をタイブレークに持ち込んだ。
「本当に厳しい試合だった」とハレプは胸をなでおろした。
「彼女がビッグサーブと強烈なフォアハンドを打ってくることはわかっていたから予想はしていたけれど…、(ウインブルドン後)長い休みを取っていたので今日は100%大会の準備ができていると感じられなかった。でも、今日の試合の成り行き、自分が最後の最後まで戦い続けたという事実を本当にうれしく思う」
26歳のハレプは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)のスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。ここ数ヵ月故障からの復帰の過程で一進一退していたクズネツォワは、ドナ・ベキッチ(クロアチア)を7-6(4) 6-3で退けた。
第2シードの大坂なおみ(日清食品)は第1セットを6-2で取ったあとに対戦相手のタチアナ・マリア(ドイツ)が故障を理由に棄権したため、試合を終えずして3回戦に駒を進めた。これは大坂にとって、ウインブルドンで1回戦負けして以来の試合だった。
「1セットしかプレーしなかったとはいえ、すごくいいプレーができたと思ったわ」と大坂は手応えを口にした。
「やりたいと思っていたこと、つまりチャンスがあるときに思い切ってウィナーを狙って打っていくことができていたと思う」と試合を振り返った元世界1位の大坂は、「久しぶりの試合で、すぐによいリズムに乗ることができてとにかくうれしいわ」と続けた。
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