8度目のウインブルドン優勝を狙うセレナが準決勝へ

 4回戦で世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)を倒してベスト8に進出したリスクは、これ以前にツアーレベルでセレナと対戦したことがなかった。そして彼女はこの日、初のグランドスラム大会準々決勝をプレーしていた。彼女は間違いなく、手にしたすべてのチャンスを利用し、生み出した5つのブレークポイントを漏れなくものにした。

 セレナは次の準決勝で、バーボラ・ストリコバ(チェコ)と対戦する。ストリコバは準々決勝で、第19シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を7-6(5) 6-1で退けた。

 この日のセレナはまた、夕方にやはりセンターコートで行われたミックスダブルス2回戦でアンディ・マレー(イギリス)と組み、第14シードのファブリス・マルタン(フランス)/ラケル・アトワー(アメリカ)を7ー5 6-3で破って3回戦に駒を進めた。

 コート1では元世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)がジャン・シューアイ(中国)を7-6(4) 6-1で下し、2度目のウインブルドン準決勝に進出した。

 4回戦で10代のセンセーション、コリ・ガウフ(アメリカ)をストレートで下したハレプは、第7シードと勝ち残った選手の中でもっともシードの高い選手となっている。ジャンは第1セットで4-1とリードし、次のゲームでも4つのブレ―クポイントを手にして5-1まであと一歩と迫っていたが、ハレプはそのすべてをセーブした。

 ハレプは準決勝で、第8シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。準決勝を見つめてハレプは、「私は以前の私とは違う。より自信をつけたし、こう言うのは初めてだと思うが、いまやグラスコ―トが好きになった。そしてもちろん、次の試合で勝ちたいと願っている」と意気込みを語った。

 スビトリーナはカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を7-5 6-4で倒し、自己初のグランドスラム大会準決勝に駒を進めた。

女子シングルス準決勝

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)[11] vs バーボラ・ストリコバ(チェコ)

エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[8] vs シモナ・ハレプ(ルーマニア)[7]

※[ ] 数字はシード順位

(APライター◎クリス・ルーリテ/構成◎テニスマガジン)(撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA)

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