「足をしっかり地に着け…」15歳ガウフ、対ビーナス勝利を裏付け3回戦進出 [ウインブルドン]

 恐らくガウフにとってもっとも大変だったのは、ビーナスに対する勝利についてくる周辺の騒ぎに対処することだったろう。

「嘘をついて、普段通りに感じていたと言うこともできたけど、正直言ってソーシャルメディアやそういったもののせいで、次の試合に集中するのが本当に難しかった。だって人々はまだ、ビーナスについてコメントを投稿しているんですもの」とフロリダ在住のガウフは胸の内を語った。

 テレビ女優を含めた多くの有名人たちから、ソーシャルメディアを通して直にメッセージが送られてきたとガウフは明かした。

「スターとの遭遇で、驚いて言葉も出ない感じで、リセットするのがすごく難しかった」

 しかし彼女がひとたびコートに足を踏み入れると、そんなふうには見えなかった。彼女は次の3回戦で、28歳のポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)と対戦する。

 注目の的となっているガウフは両親から、どのようなアドバイスを受けているのだろうか? 結局のところ、こういったことは彼女にとって非常に新しい体験なのだ。もちろん彼女は13歳でUSオープン・ジュニア決勝に進み、14歳でフレンチ・オープン・ジュニアで優勝して以来、ここ数年、注目を集めてはいた。彼女はまたロジャー・フェデラー(スイス)のマネージメント会社にマネージメントを任せている。

「父と母は、『あなたには次の試合がある。大会は終わっていない。(周囲で)起こっていることにあまり気持ちを集中させるな』と言った。私のゴールは優勝することなの」と彼女は話した。

「両親はただ私に、『足をしっかり地につけておけ』と言った。それについては、私はいつもいい仕事をしてきたと思うわ」

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はコリ・ガウフ(アメリカ)
LONDON, ENGLAND - JULY 03: Cori Gauff of the United States celebrates her victory over Magdalena Rybarikova of Slovakia during Day 3 of The Championships - Wimbledon 2019 at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 03, 2019 in London, England. (Photo by TPN/Getty Images)

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